「どうしたんですか?」 「夜梨」 「はい」 「すまない。しばらくここを留守にする。後の事は全部おまえに任せる」 「え?」 「あ、いや…おまえもちょっと付いてこい」 彼は、デスクの上のシステム手帳を持ちかけて、やめた。 「白井」 「は、はい」 「俺のスケジュールはこれに書いてある。とりあえず、これを見てくれ。それから何かあったら、みんなでフォローしてくれ」