春色のletter


「まあ、いっか。misakiさんのライブは初めてだし、ライブ自体も…」


そう。


ライブもあのハルのバンドのライブ以来行ったことがない私だった。


「なんか、楽しみになってきた」


私は少し笑顔を取り戻した。


チケットを封筒に戻すと、机の引き出しにしまった。


ハルの手紙の間隔があきはじめたことは少し心に引っ掛かっていたが、積み重なった幸福感に、その時は余り気にしていなかった。