春色のletter

「岡田さんと、たしか…竹村さん?」


「あ、園田さん!」


淳さんの台詞に、小脇に封筒を抱えたその人が誰か思い出した。


「あ…タウン誌の」


「お二人は知り合いだったの?」


「ええ、仕事でちょっと」


「へえ、世の中狭いねえ」


「ホントに」


私は苦笑した。


「ちょうどよかった。ちょっとどう?」


園田さんは飲む真似をした。


「あ!私たちご飯食べに来たんでした」


「…そうだったね」


「じゃあ、食事もできる店あるからさ。おごるよ?」


「え?ホントですか?じゃあせっかくだから行こうか?」


私が淳さんを見ると、彼女もにこっとした。


「行きましょう!」


園田さんの台詞に二人で乗った。