「勝手に珈琲とか買われるかもしれないだろ」
と言ってくるので、
「社員証、写真ついてんじゃない」
と言うと、
「社食じゃなくて、自販機で、ピッてやる分には写真関係ないだろ?」
と言う。
「大丈夫よ。
いつ何処で誰が買ったかわかるから。
むしろ、買ってくれた方が監視カメラと合わせて、誰が犯人がすぐわかるじゃない」
と言うと、
「……探偵か」
と言ったあとで、
「お前、なんかウキウキしてないか?」
と言われてしまう。
そこで、葉山は、洸の胸許の社員証を見ながら、
「ってことは、それ、首からさげてるだけで、逐一、人事に行動報告されてるようなもんだってことだよな」
と恐ろしげに言ってくる。
「そんな全社員の動向いちいちチェックしないわよ。
っていうか、やましいことがなければ、別にいいじゃないの」
と言いながら、今は、いっそ、会話も録音しておいて欲しい気分だ、と思っていた。
と言ってくるので、
「社員証、写真ついてんじゃない」
と言うと、
「社食じゃなくて、自販機で、ピッてやる分には写真関係ないだろ?」
と言う。
「大丈夫よ。
いつ何処で誰が買ったかわかるから。
むしろ、買ってくれた方が監視カメラと合わせて、誰が犯人がすぐわかるじゃない」
と言うと、
「……探偵か」
と言ったあとで、
「お前、なんかウキウキしてないか?」
と言われてしまう。
そこで、葉山は、洸の胸許の社員証を見ながら、
「ってことは、それ、首からさげてるだけで、逐一、人事に行動報告されてるようなもんだってことだよな」
と恐ろしげに言ってくる。
「そんな全社員の動向いちいちチェックしないわよ。
っていうか、やましいことがなければ、別にいいじゃないの」
と言いながら、今は、いっそ、会話も録音しておいて欲しい気分だ、と思っていた。



