わたし、結婚するんですか?

 もしや、それが名前ですか、と思いながら、あっという間に、遥久の腕の中に駆け上って収まってしまった仔猫を見つめる。

 仔猫は気持ちよさそうに、ぐるぐる言っていた。

 そんな仔猫の顔を見ながら、遥久が言う。

「俺たちが居ない間、こいつ、どうしてるんだろうな。
 やはり、流行りのペット用、監視カメラを買うか」
とか言いながら、勝手にスリッパを履いて、ネコとともに、奥へと入っていってしまった。

 ……欲しいですね、監視カメラ。

 私は、まず、私の動向を覗いてみたいですが、と思いながら、後へと続く。