わたし、結婚するんですか?

 もしや、浜崎に気があったり、と思って訊いてみただけだったのだが。

 遥久は真剣な顔で、
「……殺せと言うのか?」
と重々しく言ってきた。

 い、いやいやいや。
 そうではなくてですねー……。

「好みのタイプなので、殺せないのかなと思いまして」
と言うと、

「なんでだ。
 お前と正反対のタイプの女だろうが」
と照れもせず言われて、こちらが照れてしまう。

 洸を膝にのせたまま、また、そこから、なにを考えていたのか、遥久は、
「葉山と佐野さんは殺せないかな」
と呟く。

 あ、葉山、殺せないんだ? と苦笑いしながらも、意外に思う。

 まあ、結構楽しそうに二人で呑んでたもんな。

 せいぜいが、キャットタワーで殴るくらいだろう。

 ……チャトラン様は下ろしてからにしてください、と思っていた。

「社長は殺せるぞ」

 だーかーらー、何故、おにーちゃんを敵視しますかっ。