ちょうどゲストハウスを出て、狭い路地に入ったあたしたちは、見知らぬ男性たちに呼び止められた。 「お前、武雄の元カノだろ」 そう言う男性たちもスーツを着ている。 きっと、さっきの披露宴に出席していたのだろう。 男性たちも平さんと同じスーツ姿なのに、平さんのほうが何百倍も輝いて見える。 やっぱり、平さんのセンスは半端ない。 そんなことをのんきに考えていたあたしに、男性たちは続ける。 「お前、武雄が好きだからって、嫁さんいじめてひどくね?」 「……え?」