まさしく林さんの言う通りだ。 平さんと両思いになれたものの、あたしたちにはまだ課題がたくさんある。 特に、ストーカーと空き巣問題の解決は急を要するのだ。 平さんが仕事の時に、真也さんをはじめとする平さんの友達に護衛してもらうのも申し訳なく思っていた。 「……で、今日は誰が迎えに来てくれるの?」 「今日は……」 原あかり、だなんて言えるはずもない。 「今日も……きっと男友達です」 あたしは林さんに告げていた。