朝から平さんに酔っているあたしに、



「俺、今日は夕方、仕事なんだ」



申し訳なさそうに彼は告げる。



「分かりました!

平さんの分も、夕食作っておきますね」



そう言うあたしに、



「申し訳ないけど、外食の予定なんだ」



平さんは告げる。

そんな平さんの言葉に頷きながらも、ちくりとした。

平さん、もしかして、原あかりと食事なのかな?

そんなことを考えると、素敵朝食すら喉を通らなくなる。

考えないようにと思うのに、考えられずにはいられなかった。