今日は結局、平さんの家に泊まってしまうことになる。
今日だけじゃない、これからしばらくお世話になれるのだが……
やっぱり気になってしまう、夜のこと。
あたしはどこで寝るのだろうか。
平さんはあたしを抱くのだろうか。
そんなことを考えるだけで、身体が熱くなりときめいてしまう。
想像するだけで鼻血が出てぶっ倒れてしまいそうだ。
男性は、気持ちがなくても女性を抱けるっていうよね。
平さんもきっと、あたしを好きでなくてもあたしを抱けるんだ。
それでもいいと思った。
あたしは身も心も平さんのものになりたい。



