その言葉に胸が震える。 お洒落でかっこいいだけでなく、甘くて優しい平さんが大好きだ。 平さんはこうやって、いつもあたしをお姫様扱いしてくれる。 あたしだって、たまには平さんの力になりたい。 だけど、あたしが出来ることなんて何かあるのだろうか。 料理? いや、平さんのほうが、明らかに料理上手だ。 掃除? 部屋は驚くほど片付いている。 皿洗い? それくらい、やって当然だ。