【完】こちら王宮学園ロイヤル部




わたしの思い描いてた展開と違う……!!

もっといい感じのムードが戻ってきて、いい感じに優しくしてもらう予定だったのに……!!



「い、いつみ先輩?」



「……もう"いつみ"って呼んでくれねえのか?」



「あ、れは……

っていうかなんでちょっと嬉しそうな顔してるんですか。その顔の時って大抵ロクなことな、」



「よく知ってるじゃねえか。

4日離れてても寂しくねえように、たっぷり愛し尽くしてやるから安心しろよ」



どこに安心できる要素が……!?

愛し尽くすって何!?



愛し"尽くす……?" もうやだわかんない。

別にムード重視ってわけでもないけど、もうちょっと尊重してくれたっていいのに。




「……ふ。冗談だよ」



「はい!?」



「でかい声出すなって」



いやいや誰のせいだと……っ、じゃなくて。

どこからどこまでが冗談!?



「っ、もう……ふざけないで……」



っていうかそろそろこの状況で話してるのもつらい。

熱を上げた身体を不完全な状態で放置されているせいで、どうすればいいか分からないし。



「わかった、ごめんな。

ちゃんと大事にするから……腕、回してろ」