姿見の前、ドレスに見惚れていると、くるりと回ってみたくなってしまう。
「足元にお気をつけくださいませ。」
アユールの助言を耳にくるり、くるりと二度ほど回った時だった。
「ぁ、もしかして!今日は部屋から出られるの??」勢いよく振り返った。
しかし、その勢いはぴたりと止まってしまった。
扉の前、そこに背中をもたせかけこちらを見つめている人物を見つけてしまったからだった。
一気に体温があがる。
アユールは彼に会釈し部屋を出て行こうとしている。
「あ、アユー、、」
声は届かなかったのか、扉は閉ざされてしまう。
漆黒の柔らかそうな髪が揺れ、
青い瞳がふっと光った気がした。
濃紺に金糸で刺繍された上品な上着に、純白の細みのパンツ、膝までのブーツに肩にはマントを羽織っている。
コウジュンも一段と素敵だった。
やっと部屋から出られるかもしれない、嬉しくて思い切り振り返ったのだが、
「コウジュン、、
いつからそこに、、?」
ドレスに浮かれていたところを見られていたかもしれないーー、、
恥ずかしさで声が小さくなる。
「足元にお気をつけくださいませ。」
アユールの助言を耳にくるり、くるりと二度ほど回った時だった。
「ぁ、もしかして!今日は部屋から出られるの??」勢いよく振り返った。
しかし、その勢いはぴたりと止まってしまった。
扉の前、そこに背中をもたせかけこちらを見つめている人物を見つけてしまったからだった。
一気に体温があがる。
アユールは彼に会釈し部屋を出て行こうとしている。
「あ、アユー、、」
声は届かなかったのか、扉は閉ざされてしまう。
漆黒の柔らかそうな髪が揺れ、
青い瞳がふっと光った気がした。
濃紺に金糸で刺繍された上品な上着に、純白の細みのパンツ、膝までのブーツに肩にはマントを羽織っている。
コウジュンも一段と素敵だった。
やっと部屋から出られるかもしれない、嬉しくて思い切り振り返ったのだが、
「コウジュン、、
いつからそこに、、?」
ドレスに浮かれていたところを見られていたかもしれないーー、、
恥ずかしさで声が小さくなる。