カウンターの左後ろの壁に長い暖簾が掛かっていて、そこを潜ると右へ上る階段があった。
私たちはそこで靴を脱いでスリッパに履き替えた。
濃い茶色をした壁と手摺りは少し威厳があったけど、二階からの光で明るく暖かい感じだった。
階段を上りながら手摺りの向こうの部屋を見ると、左の方からの陽の光で部屋の中が黄色くふわっと輝いていた。
階段を上ったところは白い壁でフローリングのダイニングキッチン。
そして、庭の方に続くリビングみたいな方は、ほぼ壁がなかった。
左手はフローリングの廊下みたいな造りで、向こうの方にはガラスで囲まれたサンルームが造られているのが見えた。
全体的には内装も洋風。
「素敵…」
私のその台詞に、悟は少し、そっかという感じだった。
ここを見て何か思い出すかと期待してたらしい。
「ごめん」
「あ、いや…俺こそごめん」
悟は軽く手を振った。
でも、見た時の感覚は、悟と会った時と似ていた。
知っている気はしていた。
それは、神戸という街に住んで、古いモノに触れることに慣れていることからの感覚なのだろうと思った。
私たちはそこで靴を脱いでスリッパに履き替えた。
濃い茶色をした壁と手摺りは少し威厳があったけど、二階からの光で明るく暖かい感じだった。
階段を上りながら手摺りの向こうの部屋を見ると、左の方からの陽の光で部屋の中が黄色くふわっと輝いていた。
階段を上ったところは白い壁でフローリングのダイニングキッチン。
そして、庭の方に続くリビングみたいな方は、ほぼ壁がなかった。
左手はフローリングの廊下みたいな造りで、向こうの方にはガラスで囲まれたサンルームが造られているのが見えた。
全体的には内装も洋風。
「素敵…」
私のその台詞に、悟は少し、そっかという感じだった。
ここを見て何か思い出すかと期待してたらしい。
「ごめん」
「あ、いや…俺こそごめん」
悟は軽く手を振った。
でも、見た時の感覚は、悟と会った時と似ていた。
知っている気はしていた。
それは、神戸という街に住んで、古いモノに触れることに慣れていることからの感覚なのだろうと思った。


