私と二人の物語

「篠田さん、ちょっと屋上の風にでも当たりませんか?」

私は、美結で巡回が最後と彼が言った時に誘った。


屋上では、秋の少し冷んやりとした空気感だった。

幸いに風がなかったけど、誘い文句にいろいろ失敗した気がした。

「座りますか?」

篠田さんが陽が当たって暖かそうなベンチを見て言った。

「はい」

私達は、そこへ座った。

とりあえず、他に人がいなくて良かった。