私と二人の物語

ベッドの足の方からその視界に入って、そして、寝たままだけど顔が見えた。

目が合った。

「美結…」

「美緒」

彼女ははっきりと目を開けていた。

私は美結に駆け寄った。

「美結!」

私はしゃがんで泣きながら、少し細くなった彼女の手を取って自分の頬に付けた。

「美緒」

それを見ながら、まだあまり動かない身体で、彼女は優しく微笑んだ。