私と二人の物語

私は、全ての意識を取り戻した。

「私…、私…、美結を、美結を死なせた、美結を」

「美緒さん」

取り乱した私を篠田さんが優しく抱きしめた。

「大丈夫です。大丈夫」

「私のせいで美結が…」

その自分を責める思いを止めるように、篠田さんの腕に力が入った。

「大丈夫」

私は、落ち着くまで、そう言い続ける彼に、そのまま抱き締められていた。