私と二人の物語

「私…」

「車に撥ねられ掛けたんです」

「そうだ、私、道路に飛び出して…」

「直接ぶつかってはいないので、大したケガはありませんから、大丈夫ですよ」

私は、篠田さんに支えられながら身体を起こすと、自分の身体を見てみた。

確かに、擦り傷みたいなのだけみたいだった。


強張っていた身体の力が少し抜けた。