私と二人の物語

「あ…」

ふと、気が付いた。

さっき、彼女がパンフを見て動揺した理由。

あのパンフのイラストはこの彼が描いたものだったのか…

そして、篠田は、彼女が今まで言っていたことや行動の全てが繋がった気がした。


とりあえず、いつまでもここにいるわけにはいかなかった。

彼はそっと、元の様にそのノートを置くと、静かに部屋を出た。

そして、呼吸を整えると、また居間に戻った。