私と二人の物語

深いところで押し殺していた感情が溢れた。

すぐ横に薄暗い関係者用通路みたいなのがあったので、私はそこに入った。

表から見えない程度に、背を向けると、私は壁に寄り掛かった。

涙が頬を伝ったけど、私はそのまま崩れるのだけは耐えた。

悟への想いの行き場所がないのはわかっていたけど、その思い出さえ、置き場所がどこにもなかった。