私と二人の物語

悟の表情は、まだ時が止まっていた。

私は彼の視線から逃げた。

そして、一度下げた視線はもう上げられなかった。

私は自分の顔も強張っているのがわかった。

手の震えも止まらない。

どうすれば…

何を言えば…

いや…

まずは言うことがある…


私は、震えを抑えながら、ゆっくりと息を吐いた。


覚悟を、決めた。