私と二人の物語

「これをめくると、もう最後のページ…」

私はその手をしばらく動かせなかった。

「でも、今日の分は終わらせないと…」

私はゆっくりめくると、その最後のページに今日のことをなんとか数行で終わらせた。

そして、その残った十数行のスペースを見つめた。

「これじゃ、書けてあと一日だよね」

少し戯けた感じで言ってみたけど、私はその狭い隙間から目を離せなかった。

「あとは、終わらせ方…」

その言葉が響いた室内には、その後沈黙しかなかった。