私と二人の物語

悟の個展は、その一週間の予定を無事に終えた。

後半になるにつれ、来場者が増え、それなりに反響があった。

新しい仕事も入ったみたい。

本当によかった…

私の胸の中はそればかりだった。

会場での打ち上げも、仕事系の関係者だけでなく、勉さんも来てくれて、みんな盛り上がって本当にこれ以上ない楽しさだった。

悟と出会う前の私には、あり得なかった時間だった。


その日も、もちろん私と二人の物語を書いた。

書くことを抑えられなかった。

でも、次のページに移ろうとして、それが最後のページだと気が付いて手を止めた。