先生が翔の首に両腕を回す。 互いに抱き合う姿勢になると先生は絡みつくような甘い声で「翔」と囁いた。 あまりの心地良さに、ぞくぞくと背筋を震わせる。その余韻に浸っていると、先生が焦れたように「ねぇ」と呼びかけた。 くすりと笑みを浮かべて僕は言う。 「紗和」 瞬間、先生が耳元で悲鳴のような声を上げて口から息を吸い込んだ。腰を浮かせ、急な痙攣を見せる。 そしてもう一度、とどめのように呟くのだ。 「紗和」