そういや女を助けるのも、服を貸すのも初めてだな… なんで俺、こんな必死になってんだ? そう思いつつも、今はあいつを救う事しか考えていなかった。 そういや、ヨウがずっと騒いでいたし、構ってる暇がなかった。 落ち着いたらちゃんと話でも聞いてやるか その時の俺はそう思っていた。 ヨウの様子にも気づかず、目の前の事しか見えていなかったんだと… 思い知らされるとも知らずに。