ねぇねぇ、聞いて。

「んーーーー。どこあるかなー?」


だいたい、海かひまわり畑にしか来ないからなー。


後は隣町に買い物行くくらいだし。


「あっ!1個!!あったよ!!行こう!!」


律希が何かを思い出したのか、ずんずん歩いていく。


「ほら!早く!!」


「あっ!今行く!!」


私は律希の後ろを追いかけた。


さっき来た道をまた戻って行く。


そして、着いたのは木の下。


「ここかーー。忘れてた。」


「えー?俺は忘れられないよ?ここで仁華に出会ったんだから。」


そうだ。


ここの木の上から律希が落ちてきて、その時私は声が出なくて。


ノートに名前は?って書いたのを覚えている。


「懐かしいね。ほんのちょっと前のことなのに。」


「そうだな。ねぇ、仁華?・・・・・・上、登りたくない?」


「えっ!?登りたい!!でも私登れるかなー?」


「大丈夫。俺の言うとおりに登って。」