ねぇねぇ、聞いて。

私はなんか悔しくて律希に向かって言った。



「今度!!今度は私が作るからね!!期待しててよ!!」


「あははは!分かったよ。楽しみにしてまーす。」


「本当に?」


「うん。本当。」


急に素直になった律希に拍子抜けする。


歩いていると珍しい青い蝶が飛んでいた。


「ねっ!!律希!!見て見て!!あの蝶青いよ!!」



「あー、あれはミヤマカラスアゲハだよ。結構有名だけど。」


「えっ!?そうなの?・・・・・綺麗だね。」


私は木に止まった蝶をじっと見ていた。


「ねぇ、ねぇ、律希?蝶って何日くらい生きるの?」


「え?蝶?んー、捕まんなければ2、3週間じゃない?」


「へー。そっか。・・・・・・早いのか、早くないのか。よくわかんないや。」


私がそう呟くと、律希が私の隣に来て言った。


「短く時間でも一生懸命生きてたら、自分の人生に悔いはないんじゃないかな?蝶も人と一緒だよ。」