ガチャンッ!
「銀河!」
「おっ?悠里?随分早い帰り…」
そんなことどうでもいい…
「私を殺して!早く!早く!早く!」
「オイッ!どうしたんだよ!?悠里!」
どうもしてないよ銀河…
「私がいなきゃ…みんなは幸せに暮らせたはず…
だから!早く私を殺して…」
私はまた、たった1人の親友をコロシタ…
そんな私が生きる権利はない…
「なぁ…悠里?お前、俺と一緒に来ないか?」
そのセリフ前にも聞いた…
「殺してくれるならどこへでも行く…」
「なら、人間としてのお前、羽柴悠里は俺が殺してやる。」
人間としての私?
「妖怪となり俺と一緒に来い。そうすればお前は2度と人間を殺すことは無い。」
「ほんと?…人をもう、私のせいで不幸にしないで済むの?…」
「おう!」
なら…なら…銀河と一緒に行ってもいい…かな…
「分かった…銀河と一緒に行く。」
「よし。なら人としてのお前をここで殺す。」
それは痛いかな?
私が殺した人の受けてきた痛みよりは軽いか…
「人としての体はここに置いていく。何、そんな怖がることもない」
そう言って銀河は懐からキセルを取り出した。
それを私に吸わせ、その灰を私の頭に落した。
私はそこで意識を失った。