「ここをもう少しまっすぐ行ったところにあるのが弁天池、通称花園池です。」
歩いて行った先にあったのは…
燃え盛る碑石と真っ黒に染まった池…
そして、ドス黒い人形の影…
『タスケテ…』
『クルシイ…』
『アツイ…』
「紫乃さん!紫乃さん!いるなら返事して!」
しかし、あの声は聞こえない
『元人間の娘よ…ここへ何をしにきた…』
ドス黒い影が話しかけて来る。
銀河や唄多君や音愛ちゃん、咲夜さんにも聞こえない声で
「紫乃さんを…いえ、ここに弔われている全ての人の供養にきました。」
『ほう、人間のお前がか…面白い…やってみせよ!』
私の口から出たのは肯定を意味する歌だった。
「春咲き誇る 花の神 夢の中で君との出会い 出会いそこは檻の中で 2人そこを出ようと夢見る 優雅に飛び回る 蝶のようになりたいと 光る櫛身につけ 今日も眠る ひらりと舞い散る 花のようになりたいと 簪に想いを乗せ 夢を見る」
体が動く…
お願い…紫乃さん…みなさん…私では力不足かも知れない…でも…それでも、私はあなたたちに自由になってほしい…
勝手でごめんなさい…
私は舞いながら祈りをささげ、邪気を祓う
「銀花!俺も加勢する。お前は前だけ見てろ。」
「お姉さん(ちゃん)僕たちも!」
ありがとう…銀河、唄多、音愛…
さぁ、私たちの番だ。
「みんなを苦しめたあんたを、絶対に許さない。」


