お狐様と妖怪事件簿




歩いている途中…







『タスケテ…タスケテ…』








「!紫乃さん!」







今の声は紫乃さんの声だ!






苦しんでる







「銀花!まてっ…」







よく見ると周りには黒い影のような靄のような






得体の知れない何かがたくさん飛んでる







『シニタクナイ…』





『アツイ…アツイ…アツイ』






『クルシイ…クルシイ』







『タスケロ…タスケロ…』







嫌…私の中に入ってこないで!







話は聞くから…供養もするから…私を食べないで…








「銀花!」






ヒューッヒューッヒューッ








銀河が私の背中を撫でてくれる







いつの間にか黒い影もいない…






でも何だろうこの嫌な感じ…






『タスケテ…』







頭の中に情報がいっぱいいっぱい入って来る…





燃え盛る碑石





草が伸びきった草原






黒く染まった池







「銀河!早く早く行かなきゃ…」







「咲夜…急いでくれ」








「はい」