「…てか、座敷わらしちゃん?あなたの名前は?」






「おぉ、すっかり忘れとったわ。わしは紫(しの)。1500歳くらいだったかのぉ。」







『ちゃん』じゃなくて『さん』だわ!








私の100倍近い年月生きてるのかよ…







「銀花、紫、ついてこい。」








どこ行くの?!







「早く」




へーへーわかりましたよ…






…………………………






「京〜!いるかぁー?」






前にも同じような言葉を聞いたような…






「おぉ!銀さん。久しぶりですね!そちらは?」






「銀花と…」







「京太郎さん。紫です。あの時はお家を傾けてしもうてごめんなさい。」





京太郎さんとあってすぐ紫さんは頭を下げた。






「紫…なのか?…紫!」





ぎゅー!







???何をなさってるんですか?






「紫。俺はあの時お前をたくさん傷つけた。それでも俺はお前のことを忘れられなかった。大好きだったんだ。お前のことをたくさん傷つけた俺を許してくれるか?」






「京太郎さん。私は確かに傷つきました。でもあれは私が起こしたわざわざいなのでしょうがなかった。私は怒ってません。もう昔のことは忘れませんか?それに私もあなたの…京太郎さんのことが大好きなんですから」






あれ?リア充カップル誕生?





まじか…







「紫…紫…ありがとう…愛してる…」






「私もです京太郎さん。」






ちょっと待て。はたから見るとやばくない?







20代くらいの男の人と10代くらいの子が





抱き合ってる…






ここにはロリコンという言葉はないのか!







ー 時を超えて憎む心が消え







ー 新たなる愛ができたのであった