これは…あなたの記憶…?
「銀河!その人は体を乗っ取られてるだけで本当に人を不幸にしようなんて考えてない!!」
「…わかった。悪よ去れ、神よこの世に祝福を、心の中から悪を除き、悪を天に帰したまえ」
「ぐ、グゥワァァァァァァ!!!!」
シュゥ〜
ストンッ
「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。」
よかった…元に戻った…
「悟りの子…わしの言葉を聞き取ってくれてありがとうございます」
わしと言ってるけど見た目は10歳にも満たない幼女だった…
てか…
わ、私?!
「お前はどうするんだ。成仏するか?俺らと来るか?」
「成仏できるならしたい…が、私にはまだやることがある。あの人に謝らねば…すまんが私をそなたたちのところに一緒に連れてってもらいたい…」
「で、でも…あの人はいいの?」
「あの人?どういうことだ銀花。」
いいのかな…
「私の好いた人のことか…昔のことだから忘れてくれ…」
「それは、立花 京太郎(たちばな きょうたろう)のことか?」
「なんでその名前を!」
うん。なんで銀河がその人の名前知ってんの?
「俺たちについてくれば分かる」
ーこうして私たちは座敷わらしさんを救うことができたのであった