お狐様と妖怪事件簿




さっき、唄多君が『手繋いでくれるか?』って!







もー!可愛すぎ!







唄多君も音愛ちゃんも不安そうだったから







手を繋いで少しでも不安が少なくなるなら







いくらでも繋ごう







「よし着いた。ここだ。」







「「「でっかいお屋敷だぁー!」」」







あ、銀河に呆れられた…






なんかだんだん誰が何を考えてるのか分かって来た






でもあまりこの能力は使いたくない





だって私みたいに病んでる人は





無理やり見たりしたら壊れちゃう…





『タスケテ…』







「だれ?」





「ん?どうした?」





小さい子の声が聞こえた…






『助けて…もう…この人たちを…傷つけたくない…助けて…』







「銀河!こっちから助けを求める子がいる!」






「分かった。銀花、無理に能力は使うな」







分かってる…でもこの声の主は苦しがってる…






助けなきゃ!






「ここは…」




「銀河…ここから声が」






大丈夫…今たすけてあげる…






「銀花…下がってろ。唄多、音愛銀花を頼む」






「「分かった。」」







「なぜここに来た…」






さっきの声の子じゃない!







「立ち去れ…今すぐに…」







「そういうわけにはいかねーな。こっちも仕事できてるんでね」







『助けて…今の…私がいると…みんな…傷つく…』






ブワッ








ちょっ、まっ、て…








やばい…意識が…







「銀花姉ちゃん?…姉…ちゃん?」








唄多君の声が…









『ねえ、君なんで1人でいるの?』






『あなた私のこと見えるの?』







『うん。ねえ一緒に遊ぼうよ!僕暇だったんだぁー!』







『でも…私は人じゃない…』








『関係ないよ!だってもう友達だもん』






……………………………………………







『お前のせいだ!お前のせいでこの家はおしまいだぁ!』







『待って…嫌…私は…あなたのために…』






『何が僕のためだ!僕のことを思うなら今すぐ!僕の目の前から消えてくれ!』






『嫌…私は…あなたのことが…』






『早く消えろ‼︎』





『ゴメン…ごめんなさい…』








………………………………………







『そなた、人が憎いであろう?復讐を私が手伝ってやろう』







『嫌!私の中に入って来ないで!私は嫌いじゃない!!』






『そなたは私に従えばいいのだ。』






『嫌…イヤァァァァァ!!』









ツー…