お狐様と妖怪事件簿

銀河side






遅い。





遅すぎる。






旭は一体何をしてるんだ。






あいつのことだから俺が銀花のことを好きだって分かってやってるんだろうけど…





腹が立つ





「銀〜待たせたな」






「一体何をしたらそんなに時間がかかるん…だ…」







そこには牡丹の描かれた着物を着た銀花がいた。






「ど、どうかな?」






照れたようにそう言う銀花を見た途端






俺の心臓はおかしなくらい高鳴った






「に、似合ってるぞ…」





「あらあら銀もここまでウブだとはねぇ浅葱にも伝えとかなきゃなぁ」






まじか、そんなことされたらぜってーからかわれる







「旭!ぜってー浅葱には言うなよ!」





「はいはい。唄多、音愛?決まったかい?」







「「うん」」





旭は、もうどうでもいいかのように唄多と音愛にその視線を向けた







「銀河、浅葱さんと旭さんって一体どう言うご関係?」







あぁ、まだ銀花には言ってなかった。






「2人は姉妹だ。ついでに旭の方が上だ。」







だいぶ年を偽造してるがな…







ギロッ!







ビクッ、変なこと言うんじゃなかった…






「そろそろ人間界に行くか…」