はぁ、また涼夏に迷惑掛けちゃった…







「悠里ー!一緒にご飯食べよ?」






「うん!」






涼夏にはいつも頼ってばかり、ごめんね…








「こんな晴れてるし、屋上行こっか。」





「うん。」







…………









「ねー、涼夏、おばさんたちと上手くいってる?」






「…うん。それなりかな…」





そうだよね







やっぱり上手くいってる涼夏の近くにいない方がいいのかな…







「ね、離れて行こうなんて考えてないよね?私は、噂で人を判断するクラスのやつより悠里のそばにいたいの!」







「う、…涼夏ぁ〜!」







「もう、ヨシヨシ…」















………………………………………………







「涼夏バイバイ」






「バイバイ!」







さて、今日は久しぶりに家に帰って寝ようかな…









「ただいま」





帰ってくることのない『おかえり』。







私さえいなければみんなは幸せに暮らせたはず…





「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」






私がいなければ、父さんも母さんも兄さんも生きてたのに…ごめんなさい…