「おはよーう!」






「おはよ、涼夏(りょうか)」






「うわー朝から眠そーだねぇ悠里さんや。」










そーかい。







おはようございます。こんにちは。こんばんわ。





私、羽柴 悠里と申します。





普通の女子高生です。





家族は…いません。
先日事故で父と母、それに兄を無くしました。







しかし、みんな悲しんではくれません。






それは、私の周りでよく人が死ぬから…






私は昔近所のおばあちゃんとよく近くの公園で遊んでいました。





しかしそのおばあちゃんは、私と遊ぶために家を出る階段を下っていた時に落ちて亡くなりました。





その時からです。






私の周りで人がよく死ぬようになったのは…






私には友達が涼夏しかいません。





みんな、死にたくたいって逃げてくの…






涼夏だけはいつも一緒にいてくれた。






そんな私たちに付いたたあだなは



『死神と黒猫』





キーンコーンカーンコーン






「あ〜!やばっ!遅刻だ!行くよ!悠里!」





「うん!」






ガラガラ






「すみません。遅刻しました。」






「お、おう。は、早く席つけっ!」






ボソボソ…






『うわー、また死神きたよ…よく一緒にいれるよねぇ』







『確かに…呪われるかもよw』





『キャー!』






またか…





ごめんね、涼夏…