箸渡しをしていた親戚は、止める事も忘れ、

いや、むしろ。

止められなかった。


弘恵は、満面の笑みを浮かべて、本当に幸せそうに。

肋骨を砕き

肩甲骨を砕き

頭蓋骨も両手の拳で

砕いた。