類side


鈴「幹部にならなるけど。」


え。


いや、姫じゃないってそっちかよ。


なんで幹部に??って考えてると。


恋「ああ、ハッカー方面ってことね。」


鈴「違うよ、バチバチに戦うよ。」


いや、違うんかい。


悪いけど鈴に喧嘩できそうなイメージは全くない。


鈴「じゃあ類適当に殴り掛かってみて。」


『お、おう。』


いや、いきなり俺かよ!!


普通こういうのって、下っ端を倒すところからじゃないのか?


俺この族の総長って忘れたのか?


とりあえず殴り掛かってみるけど、だいぶ手加減する。


元々うざいパンダ以外女を殴る趣味はない。


すると、俺の拳はいとも簡単によけられて、重心の偏った俺の体は宙に浮いていた。


世界が反転する。


思わずこれから来るであろう衝撃に備えて目をぎゅっとつぶった。