引きこもりが脱出した結果。 seasonⅡ



そして鈴はまたやってきた。


この、木の香りがする小屋に。


あの人を待つために。


金「やっと気づいた?」


扉を開けて入ってきた彼の顔は、なぜか懐かしかった。


『遅ばせながら...』


金「うん、ほんとにやっとって感じ。


で、これからどうするの?」


これ...から...?


確かに全く考えてなかった。


凛久に疑いをもった以上、また月光の時みたいに、凛久と関わりたくないってのは絶対思う。