そして鈴はまたやってきた。 この、木の香りがする小屋に。 あの人を待つために。 金「やっと気づいた?」 扉を開けて入ってきた彼の顔は、なぜか懐かしかった。 『遅ばせながら...』 金「うん、ほんとにやっとって感じ。 で、これからどうするの?」 これ...から...? 確かに全く考えてなかった。 凛久に疑いをもった以上、また月光の時みたいに、凛久と関わりたくないってのは絶対思う。