同じ顔で苦痛に顔を歪ませる。


日向と私を見てる陽菜の目は、悲しそうだった。


私、日向と陽菜が付き合ってたなんて、知らなかった。



知らないとは言え人前でキスするなんて、最低だった。


陽菜…………ごめん。


「幸せになってね、陽菜」




空を見上げ、泣き続けた。


後何回涙を流したら、忘れよう。



忘れるんだ。