寝て起きたら朝になっていた。


カーテンの隙間から光りが漏れてる。


「廉くん、ありがとう」


寝ている廉くんの寝顔を、眺め部屋を出ると乾燥機から乾いた制服を出して、シワを伸ばし袖に通す。


ガチャリ、とドアが開き寝癖をつけた廉くんが顔を出す。


思わず笑ってしまう。



「何、笑ってんの?」


赤い顔をした廉くんに。


さらに、笑みが漏れたのは言うまでもない。