「しかし、これはないよね」



「これ?」


「素足出しすぎ。俺、寝れるかな、今日。


陽菜、俺のベット使って。」



えっ………?


「ぢゃあ、廉くんはどこに寝るの?」


ここ、とソファーを指差す。



「いいよ、悪いよ。


私がソファーでいいよ。」



必死に言って見るも、いいから、と部屋に招かれ、バタリ、とドアが閉まる。


なんだか寂しくて枕を抱えた。


部屋から、出てソファーに近づく。


背を向けてる廉くん。


「廉くん。」



ガバリ、と起きる廉と目が合う。