放課後、彩未のそばにきた男の子。それは、まさしく、郡先輩だった。



「彩未、あのさ、俺と別れて欲しい」



突然の別れの言葉。


「いや、なんで?」



そう問う彩未に彼は。。




「嫌いになったから、だから悪い」





そう答えた。



「意味もなく、嫌いになった言われて別れられないよ。
待って日向‼」



日向先輩を追いかける彩未。



日向先輩は、どんどん逃げてく。


階段を踏み外し、彩未は転がり落ちた。



地面に、広がる赤い血。


たくさんの悲鳴。


救急車を呼ぶ声。




全て作り物の様に思えた。



この夢は、誰の夢‥‥‥‥?


彩未なの?



語りかけてるの?



私は、彩未の手を握った。



そして、願った。


"運命が変わります様に"と。。