私、如月 陽菜。


16歳高1。

「はああ、郡先輩カッコいいな。」


「また、始まった‼陽菜、郡先輩みたいな冷たい人ぢゃなくて、もっと暖かい人と、恋愛しょうよ。


陽菜モテるんだし。」



ボブカットの、風見 祭〈カザミ マツリ〉、同じクラスで、昔からの友達。

「無理。郡先輩の良さを分かってないんだよ祭は‼」



「はああ。わかんないね。こないだ、郡先輩に告白して、バッサリ切られて泣いてた子、ずっと学校来てないんだってよ。


最低ぢゃん、あんな男」



知ってるよ。そんなこと。