だと思うっておかしいよね。
でも、私は自分の心がわからない。

誰が好きなのか渉くんが好きなのか。

美羽「裕貴ちゃん!!また席前後だね!!」

裕貴「そうだね!!よろしくね!」

私の名字は川波だ。
このクラスにはき、く、け、このつく名字の人はいない。

美羽「またわからないことたくさんきいとゃおっと!」

裕貴「私だって、答えられないことはあるよ?」

美羽「えー?そんなことないじゃん!いつもちゃんと答えてくれるくせに!それにいつもテスト学年一位じゃん!」

裕貴「あんなたまたまじゃん。」

そう私は毎回のテスト学年一位なんです。
でも、そんなこと誇れることじゃない。

美羽「裕貴ちゃん!今日午後空いてる!?遊ばない?りゅうに誘われてるの!」

裕貴「うんん。渉くんと帰る約束してるし、りゅうは美羽ちゃんとデートしたいから誘ったんじゃないの?」