私の心と彼の気持ち



机の上に荷物を置いて
学校行く前に締めていったカーテンを開けて
鍵を開ける。

これはりゅうとの約束事。

りゅうと私は部屋が隣どうしみたいなものなんだ。
窓を開ければりゅうの部屋が目の前にある。
帰ってきたらカーテンを開けることで帰ってるか帰ってないかわかる。
きっとこれのおかげでさっきりゅうは学校まで見にきてくれたんだと思う。

この約束をした理由は
私の過去にある。

がらっ…

りゅう「あれ、まだお前着替えてねぇの?」

裕貴「え!?ちょちょっと!?」

りゅうがうちに来るときはいつもこうやってくる。
窓を開けて部屋を乗り移る。

りゅう「早く着替えろよ。着替えさせてやろうか?いつものこれ着るんだろ?」

裕貴「ばかぁ!!」

なななにこいつ!?
人の服脱がそうとしてるの!?

裕貴「着替えるから、下いっててぇ!!!」