「もう終わり?」
「……は!?」
「早く殺せよ、こんなんじゃ死なねえ」
俺の言葉に3人が一瞬黙りこくる。
「何なんだよ…こいつ本当にアホなんじゃねえの…」
兵藤が半笑いで地面に倒れている俺を見下ろす。
「何?…殺せねーの?情ねえな」
「っっ!てめぇのその目がムカつくんだよっ!」
ガンッ!
「ゲホッ!!」
俺の腹を強く蹴り上げ、「行くぞ!」と他の2人を連れて行った。
「ふっ」
道路に転がっていた俺はまぬけで。
大の字になってみたら笑いが止まらなくなった。
滅多に車が通らない裏通りだから誰もこんな俺に気づかない。
仰向けになり、オレンジ色に染まっていく空を見つめた。
顔も体もすげー痛てぇ。
「結局あいつらもこえーのかよ」
ポケットからタバコを取り出し火をつける。
フーッと、空に向かって煙をふいた。



