雄哉「(それから、雄翔がボク達の親に虐待じみたものをされ、母親に犯されそうになって、ボクへの危害を危惧したから、だったかな?)」 今となれば懐かしい、思い出のようだ。 でも、あの時、雄翔の気持ちに、焦りに、気づけなかった自分を何度怨んだことか。 雄翔がボクを桜麗に連れてきたことにはビックリした。 でも、きっと雄翔が馴染んでいるところなら、大丈夫だと雄翔を信じた。 結果は大正解だった。