月華の陰陽師1ー朧咲夜、裏の真相ー【完】



「そんなこと言ってると友達出来ませんよ?」


「一生の友達が三人いるから大丈夫です」
 

まあ、人間じゃなくて式なんだけど。
 

俺の言葉の意味を読み取ったように、桃子は笑いをかみ殺している。
 

そして、ここでの時間が終わることを告げるように、点滅する光があふれだした。


「では、桃子さん。大人しくのぼってゆかれませ」


「ええ。また、お逢いしましょうね」
 

……言っても聞かないタイプか。


反論するのも面倒だったから、曖昧に笑みを返した。
 

そこで意識は途切れた。