月華の陰陽師1ー朧咲夜、裏の真相ー【完】




「……おい」


「うん?」


「悪目立ちするから離れて歩いてくれないか」


「えー。せっかくの白とのデートな
 

回転廻し蹴りを腹に喰らわせた。
 

その場にうずくまる黒。


「は、白……言って置くけどこれ、俺じゃなかったらアバラが何本かいってるからな……」


「だからお前しか蹴らねーよ」
 

まったくこの能天気は。
 

黒と依頼主のところへ一緒に行くことになり、一度帰宅してから合流した。


そしたらこいつ、着流しで来やがった。
 

…………。
 

お互い、家柄もあって家では普段着なそれだけど、街中歩くのに着流しって……悪目立ちしかしないだろ。